国内外に多様な食の選択肢を提案 キユーピー、新ブランド「GREEN KEWPIE」誕生
キユーピー㈱(東京都渋谷区、髙宮満社長)は16日、プラントベースフードなど“サステナブルな食”展開する新ブランド「GREEN KEWPIE」を立ち上げ、第1弾として、国内向けにプラントベースのドレッシング『植物生まれのごまドレッシング』と『―シーザーサラダドレッシング』を新発売する。
世界的に関心の高まるプラントベースフードを中心に新ブランドの商品展開を進め、国内外に新たな食の選択肢を提供する。
「GREEN KEWPIE」は、国内・海外(市販用・業務用)の植物性原材料を主体とした商品や、健康・地球環境などへ配慮した商品に展開する新ブランド。健康志向の高まりや地球環境への配慮などから、欧米を中心にプラントベースフードを選択する人が増える中、地球と人の双方が持続可能で、日々続けられる食生活を実現したいという思いで立ち上げた。
同社の調査によると、サラダに使う調味料で野菜との親和性が高いドレッシングは、食品の中でもとりわけプラントベースフードへの期待や利用意向が高いことが分かっているという。
新商品2品は、卵や乳などの動物性原材料の代わりに植物性原材料で作ったプラントベースのドレッシング。プラントベースながら、素材の風味やまろやかなこくが感じられる味わいが特徴。同時に、プラントベースフードへの期待が高い「カロリーカット」も実現した。
『植物生まれのシーザーサラダドレッシング』では、一般的なシーザーサラダドレッシングの主原料である「チーズ」の代わりに豆乳やみそなどを使用し、チーズらしいこくとうま味を再現した。また2品とも、長年のマヨネーズ研究で培った乳化技術により、卵を使用せずに乳化状のなめらかな物性に仕上げている。日々の食生活に取り入れやすく、継続できる「おいしさ」、「手軽さ」を実感できる商品に作り上げたという。
新商品2品に加え、国内市販用では、昨年3月に通信販売を開始した『HOBOTAMA 加熱用液卵風』と『―スクランブルエッグ風』を、国内業務用では、『―(スクランブル)』、『プラントベースタルタルソース』などを、新たに「GREEN KEWPIE」ブランドで展開する。さらに今後は、海外で販売するプラントベースフードにも「GREEN KEWPIE」ブランドを広げていくとしている。
(冒頭の写真:同社リリースより)