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味の素、日本マーケティング大賞で準大賞 「うま味プロジェクト」をテーマに第12回めざす会開催

 味の素㈱(東京都中央区、藤江太郎社長)は24日、Z世代をターゲットに昨年6月24日から期間限定発売したカップがゆ『粥粥好日(かゆかゆこうじつ)®』プロジェクトが、(公社)日本マーケティング協会(東京都港区)が開催する「第15回日本マーケティング大賞」の「準グランプリ」を受賞したと発表した。

 「普段の食事に時間をかけたくない」、「時間に関係なく食べたいときに食事をしたい」という忙しいZ世代の食事に対する不満に対し、健康的で満足感があり、ポジティブな日常でいられることを提案するために、AI予兆分析を用いてSNSデータからコンセプト開発を行ったという。

 今や食品メーカーのガリバーとなった同社は、さまざまな分析データを駆使し、食の設計支援を行っている。その1つがグルタミン酸ナトリウム(MSG)のネガティブキャンペーン払しょくを目的とした「うま味プロジェクト」だ。

 きのう(24日)、オンラインで開催された第12回食の信頼向上をめざす会(唐木英明代表)では、高血圧などの循環器系疾患に悩む米国に澎湃として起きた減塩運動を奇貨として、ネガ払しょくに社運を賭けて取り組む様子が詳細、かつ具体的に語られた。

 味の素㈱グローバルコミュニケーション部サイエンスグループ・シニアマネージャーエグゼクティブプロフェッショナルで医学博士の畝山寿之氏が「うま味による『おいしい減塩』の社会実装」というテーマで、同シニアマネージャーの武内茂之氏が「米国でのMSG反対運動対策と『おいしい減塩』の普及活動」と題して講演した。

 米国の科学者が1968年代に発表した論文により、MSGがきっかけで頭痛などを引き起こすという「中華料理店症候群」が一気に風評として広まり、わが国でも、それまではどこの家庭でも必ず見かけていたうま味調味料『味の素』が食卓から姿を消した。このようなMSGに対するネガを払拭し、商品名と社名が同じというコーポレートブランドの価値棄損リスクを低減するための戦いは、今もなお続いているという。

【田代 宏】

(冒頭の写真はイメージ)

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