厚労省、医療機器の誇大広告に措置命令 「糖尿病改善」インプレッションが虚偽宣伝
厚生労働省は5日、インプレッション㈱(兵庫県尼崎市、小島雄一社長)に対し、家庭用電位治療器「イアス30000」に関する虚偽・誇大広告を行っていたとして、医薬品医療機器等法(薬機法)第72条の5第1項に基づく措置命令を行った。
同社は、全国各地の営業所で製品の体験会を開催し、営業員を通じて一般消費者に宣伝を行っていた。しかし、同製品の認証された効能・使用目的は「頭痛、肩こり、不眠症及び慢性便秘の緩解」に限られているにもかかわらず、あたかも継続使用により糖尿病や高血圧などの疾病が改善・治癒するかのような広告を行っていたことが確認された。同行為は誇大広告を禁止する薬機法66条1項違反に当たる。
厚労省は同社に対し、①再発防止のための体制整備と従業員教育の実施、②今後同様の虚偽・誇大広告を行わないこと、③1か月以内に是正措置および再発防止策をまとめた改善計画を提出すること――の3点を命じた。
【編集部】
発表資料はこちら(厚労省HPより)











