厚労省、健康食品買上調査の結果公表 134製品中、3製品から医薬品成分検出
厚生労働省は6月30日、2021年度「インターネット買上調査」の結果を公表した。調査期間は、21年7月7日から23年4月6日にかけて36 都道府県の協力の下で行った。
同省は5月31日、20年度と21年度「インターネット買上調査」の結果を公表している。この際、調査期間は20年11月~21年3月(20年度)、21年9月~22年2月(21年度)とされており、今回の調査機関との重複がみられる。
この点について厚労省は、「前回は買上げた期間を示しており、今回は都府県の協力の下で調査を行った期間までを対象とした」と説明している。
今回、調査対象としたのは強壮系114品目、痩身系21品目の健康食品など134製品。強壮系の3製品から医薬品成分を検出した。買上都府県はいずれも茨城県で、検出した医薬品成分は「リドカイン」と「テトラカイン」の2成分。
厚労省は注意喚起を行うとともに、医薬品成分が検出された製品を販売していた店舗が所在する都道府県による指導・取締りを行うなど、製品の販売および広告の中止に向けた対策を取っているという。