厚労省、「東京栄養サミット2020」準備本部を設置
厚生労働省は16日、今年12月に開催する「東京栄養サミット2020」の準備本部を設置し、初会合を開催した。本部長に小島敏文厚労大臣政務官、本部長代行には自見はなこ政務官が就いた。
「栄養サミット」は2012年のロンドンオリンピックの最終日に、当時の英国首相が主催した「飢餓サミット」を機に、13年にロンドンで初めて開催された。16年のリオデジャネイロオリンピック・パラリンピックにも引き継がれた。
これまでの議論は飢餓と低栄養が中心だったが、「東京栄養サミット2020」では、低栄養と過栄養が存在する「栄養不良の二重負荷」も対象とする。これらの解決に向けて、持続可能な開発目標(SDGs)の推進にもつなげる議論を行う方針としている。
国や国際機関などが栄養課題の解決に向けたコミットメントを表明し、最終的に成果文書を採択する予定。首脳・閣僚級のセッションをはじめ、さまざまな栄養課題の解決に向けて、技術的・専門的な議論を行う。
(写真:初会合の冒頭の様子)