医療費、過去最高の47.3兆円 前年比1.3兆円(2.9%)増
2023年度の医療費が過去最高の47.3兆円に達した。前年同期比で1.3兆円の増額(プラス2.9%)となり、3年連続で過去最高を更新したと、厚生労働省が3日公表した。内訳を見ると、受診延日数は2%増、1日当たりの医療費は0.8%の増加を示している。
1人当たりの医療費を年齢別に見た。未就学者では6.7%の増加となっている。
都道府県別に見ると、全ての都道府県で増加を示しており、宮城県、東京都、神奈川県、愛知県、滋賀県が比較的増加幅が大きい。
入院医療費を年齢別に見ると、最も多いのが80歳以上85歳未満の2兆6,332億円、75歳以上80歳未満の2兆5,296円と続く。
後発医薬品の割合(数量ベース、新指標)を都道府県別に見た。23年度末(24年3月)時点では沖縄県が91.2%で最も大きく、徳島県が81.9%で最も小さい。
調剤医療費の動向を見ると、新型コロナウイルス感染症の影響でその治療薬を含む「化学療法剤」がプラス78%超と大きく伸びている。
詳細はこちら(厚労省HPより)