医師が個人輸入した発毛薬で健康被害、厚労省が注意喚起
個人輸入した発毛薬による健康被害の発生を受けて、厚生労働省はこのほど、都道府県などに対し、個人輸入した医薬品の服用を安易に指示したり、投薬したりしないように、関係者へ注意喚起するように要請した。
国内未承認の発毛薬を医師が個人輸入し、医師の指示の下で40代男性が約3週間にわたって服用したところ、肝機能障害を生じた。男性は別の医療機関で診察を受け、軽快しているという。
問題の発毛薬は、ミノキシジル2.5mg含有の錠剤、フィナステリド1mg含有の錠剤、ビタミン類などを含有する錠剤の3種類で構成。男性はミノキシジルの錠剤を2錠、フィナステリドの錠剤を1錠服用していた。