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区分変更めぐるパブコメ 期日迫る
11日必着 食薬区分 非医から専ら医への改正案

 サプリメント・健康食品向けで活用されてきたヒメツルニチニチソウ、センソウトウ(トウゲシバ)など5つの植物原材料について、食薬区分の「非医薬品」から「専ら医薬品」に移行されることをめぐるパブリックコメントの受け付け期日が迫っている。

 食薬区分を所管する厚生労働省の監視指導・麻薬対策課は、当該5原材料の食薬区分を変更する改正案を昨年12月13日に公表し、即日、パブリックコメントの募集を開始。締め切りは今月11日火曜日(必着)とされている。

 「すぐに冬休みになるし、年明け早々にも3連休がある。意見を出そうにも時間がない」。

 ある業界関係者は昨年12月半ばにそう語り、サプリメント等の原材料として使用できなくなる重い措置が取られるにしては、意見を用意するための期間が短すぎると不満を漏らした。「本来であれば、安全性などに関する文献を集め、精読した上で意見を出したい」。

 今回、厚労省が食薬区分の非医薬品から専ら医薬品に移行する考えを示しているのは、ヒメツルニチニチ(全草)、センソウトウ(同左)の他に、イボツヅラフジ(全木)、シンキンソウ(全草)、ノゲイトウ(同左)といった植物由来の5原材料。監視指導・麻薬対策課では、食薬区分改正通知の発出から1年間に限り、経過措置期間を設け、「その成分本質(原材料)の分類のみをもって、直ちに医薬品に該当するとの判断は行わない」とする考えも併せて示している。

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