北海道の“海鮮市場”が再来! 「いつの伝票?何を頼んだ?」質問攻めにして撃退
テレビショッピングでは、早くも「おせち料理」の予約販売が始まった。もうそんな時期かと思っていた矢先、またしても「北海道の海鮮市場」を名乗る業者から勧誘の電話があった。
昨年12月に怪しい電話勧誘を受けてからすでに8カ月。お国訛りのある「アノ声」が受話器から流れてきた。しかし、今回は短い会話の後、先方はあっさり退散した。
コールセンターなのか、市場の雑踏なのか、よく分からない。電話口の向こうは大勢の話し声が入り乱れる騒音状態で、互いの言葉をよく聞き取れない状況だった。1分足らずのやりとりだが、以下に紹介する。
勧誘者 以前お世話になった北海道の海鮮市場です。
記者 いつ頃お世話しましたかね?
勧誘者 以前、お届けした時の受け取り伝票を見てお電話させてもらっています。
記者 いつのやつですか、受け取り伝票は?
勧誘者 はい?
記者 いつの受け取り伝票ですか、それ?
勧誘者 ・・・・・・
記者 いつ頃の受け取り伝票なんでしょうか?
(やっと聞こえたようだった)
勧誘者 去年です。
記者 去年?頼みましたか、私? ちょっと記憶が曖昧ですけど、何をお願いしましたか?
勧誘者 ・・・分かりました・・・失礼します。
執拗な問い掛けに不審感を抱いたのか、去年の出来事を思い出したのか、海鮮市場はそそくさと退散。しかし再び活動が活発化している気配なので、高齢者は注意が必要である。
【田代 宏】
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