北海道は23日、道内企業が販売する健康食品『元気玉』（カプセル形状、販売業者：くすりの元気堂、北海道旭川市）から、医薬品成分が検出されたと発表した。道は販売業者に対し、同製品の販売・授与の中止と回収を指示した。

　同製品からは、勃起不全治療薬のシルデナフィルが1カプセル中30mg、解熱鎮痛薬のアセトアミノフェンが同1.9mg、糖尿病治療薬のグリベンクラミドが同0.005mg検出された。いずれも摂取した場合、健康被害が発生する恐れがある。

　回収対象製品のパッケージには、原材料として雪蓮花、冬虫夏花草、蔵紅花、海狗腎他と記載。賞味期限は2023年5月とされている。