北大リサーチ&ビジネスパークセミナーを開催
北大リサーチ&ビジネスパーク推進協議会は21日、「北大リサーチ&ビジネスパークセミナー2018in東京」を都内で開催した。
北海道大学大学院農学研究院基盤研究部門食品機能化学研究室の園山慶教授は、2型糖尿病を発症させたマウスへの乳酸菌(lactobacillus plantarum No.14株)の投与により、マウスの脂肪組織の増大が抑制された論文を説明。その上で、同株をマウスの骨髄細胞に加えた際に「エクソソーム」という30~100ナノメートルの細胞外膜小胞が産生され、それが肥満細胞の増大の抑制に関与していることが示唆されると解説した。
また、血液中のエクソソームには、脂肪細胞から産出され、脂肪燃焼などに関係するとアディポネクチンなどが含まれていると説明した。
(写真:21日に開かれたセミナーの様子)