北の達人、2月期決算発表 売上は98億3,100万円に
㈱北の達人コーポレーション(札幌市中央区、木下勝寿社長)はこのほど、2023年2月期(2022年3月1日~23年2月28日)決算短信を発表した。売上高は98億3,100万円、営業利益は5億1,000万円だった。
同社グループは、ミッションである「びっくりするほど良い商品で、世界のQOLを1%上げる」の実現に向け、自社オリジナルブランドの健康美容商品や美容家電などを販売する主要事業「ヘルス&ビューティーケア関連事業」において、クリエイティブ部門の整備や教育、ECモールの拡大、新商品のリリースを通じ、新規顧客獲得人数の増加に注力した。
オリジナルブランドである「北の快適工房」では、顧客ニーズに対して具体的に効果を体感しやすい化粧品や健康食品などを、主にインターネット上で一般消費者向けに販売している。「びっくりするほど良い商品ができた時にしか発売しない」という方針の下、学術的データだけではなく、モニター検証による実感度を重要視した厳しい開発基準を設け、高品質な商品を取り扱う。
40代以降の男女が主な顧客層で、基本的に商品が1カ月で使い切れる設計で開発している。売上の約7割が定期顧客によって支えられており、継続的に購入してもらうことで、安定成長する収益構造を実現している。
同ブランドの売上は86億6,972万5,000円、営業利益は6億671万3,000円となり、営業利益が業績予想を下回る結果となった。その理由として同社では、「一部商品における受注過多による発送遅延が生じたこと、さらには戦略的かつ計画的に広告投資の拡大を行ったこと」としている。