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北の達人、2月期決算発表 営業利益が前年比184.1%増

 ㈱北の達人コーポレーション(札幌市中央区、木下勝寿社長)はこのほど、2024年2月期(2023年3月1日~24年2月29日)決算短信を発表した。売上高は前年比49.2%増の146億6,500万円、営業利益は同184.1%増の14億4,900万円だった。

 同社グループは、ミッションとして掲げる「びっくりするほど良い商品で、世界のQOLを1%上げる」の実現に向け、自社オリジナルブランドの健康美容商品や美容家電などを販売する主要事業「ヘルス&ビューティーケア関連事業」において、人員の増員、組織力強化、複数の販促施策を展開。
 特に主要ブランドである「北の快適工房」での新規顧客獲得人数の増加を図った。さらに、連結子会社である㈱SALONMOON(東京都中央区、堀川麻子社長)のオリジナルヘアケアブランド「SALONMOON」では、新商品の複数リリースや大手バラエティショップへの出品などを通じ業績拡大に取り組んでいる。

 オリジナルブランドの「北の快適工房」では、顧客ニーズに対して具体的に効果を体感しやすい化粧品や健康食品などを、主にインターネット通販で展開。「びっくりするほど良い商品ができた時にしか発売しない」という方針の下、学術的データだけではなく、モニター検証による実感度を重要視した厳しい開発基準を設け、高品質な商品を取り扱う。
 主な顧客層は40代以降の男女。基本的には、商品が1カ月で使い切れる設計で開発されている。売上の約7割が定期顧客によって支えられており、継続的に購入してもらえることで安定成長する収益構造を実現している。
 また、「北の快適工房」に続く主力ブランドの創出のため、新規事業企画室を設置し、同室発のブランドを「その他ブランド」として計上。優れた事業プランを有し、かつ起業への熱い思いを持った人材を複数採用。新たなブランドやD2C事業を立ち上げていくためのプログラムだという。中でも、21年10月に立ち上げたニコチン・タールが一切含まれず、副流煙も発生させない電子タバコを取り扱う「SPADE」が同ブランドを牽引している。

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