北の達人、売上高43億850万 第22期第2四半期(2022年3月1日~8月31日)決算発表
㈱北の達人コーポレーション(札幌市中央区、木下勝寿社長)はこのほど、第22期第2四半期(2022年3月1日~8月31日)を発表した。売上高は43億850万1,000円、営業利益は5億2,205万8,000円、経常利益は5億4,053万円だった。
同社グループは、中長期的な事業の拡大と収益性の向上を目指している。新たに掲げたミッション「びっくりするほど良い商品で、世界のQOLを1%上げる」の実現に向け、一般消費者向けに自社オリジナルブランドの健康美容商品や美容家電などを販売する主要事業「ヘルス&ビューティーケア関連事業」において、新商品のリリース、新たな販路の開拓、ECモール拡大を通じ、足元の新規獲得件数の回復・拡大を図っている。さらに、新商品の企画・開発、クリエイティブ部門における教育専門チームの設置、海外ECモールへの出店検討など、将来に向けた種まきにも注力している。
オリジナルブランドである「北の快適工房」の売上は、37億4,712万2,000円、営業利益は5億5,559万3,000円だった。顧客ニーズに対して具体的に効果を体感しやすいスキンケア化粧品や健康食品などを、主にインターネット一般消費者向けに販売している。「びっくりするほど良い商品ができた時にしか発売しない」という方針のもと、学術的データだけではなく、モニター検証による実感度を重要視した厳しい開発基準を設け、高品質な商品を取り扱う。40代以降の男女が主な顧客層で、基本的に全ての商品が1カ月で使い切る設計で開発されている。売上の約7割が定期顧客によって支えられており、継続的に購入してもらうことで安定成長する収益構造を実現している。
同社はこれまで、ECモールにおける規模や顧客特性などから、ECモール拡大は優先度が低いと判断していた。しかし、コロナ禍の消費行動の変化もあり、顧客の流入が顕著であり、市場が成長していることから、ECモール商圏を積極的に取り込むため、これまで以上に社内リソースをECモールに投入している。