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初の届出者に岩瀬コスファ【10日の機能性表示食品届出更新】関与成分はチャカサポニン、届出サポート展開へ

 今週2度目の機能性表示食品の届出情報公開データベース(DB)の更新が7日にあり、岩瀬コスファ㈱として初の届出を含む計19件の新規届出が公開された。

 岩瀬コスファが届け出た機能性関与成分は「チャカサポニン」で、茶花に含まれるサポニンを関与成分にしたもの。国内査読付き誌に昨年掲載された、同社らで実施した最終製品を使ったヒト試験論文に基づき、届出表示は「食事の脂肪の吸収を抑え、食後に上がる血中中性脂肪を抑える機能があります」とした。

 届出の公開を受けて同社は今後、チャカサポニンを関与成分にした機能性表示食品の届出サポートに乗り出す計画。研究レビューに基づく届出支援を手がける準備を進めているという。

今回もなかった「脳の血流改善」

 この日の更新で公開されたのはH536から同554まで19件で、サプリメント形状が12件、それ以外の加工食品が7件。消費者庁は7日にもDBの更新を行っていた。

 新規の機能性関与成分やヘルスクレーム(届出表示)はなかった。

 また、イチョウ葉フラボノイド配糖体・同テルペンラクトンを関与成分とする届出が新たに公開されたが、今回も届出表示中に「脳の血流を改善」の文言がなかった。

 イチョウ葉について昨年度までの届出では、「脳の血流を改善することで、認知機能の一部である記憶力を維持する」などといったヘルスクレームが多く見られていたが、今年度は1件も出ていない。業界内からは「差し戻されているようだ」とする話も聞こえている。「脳の血流~」の文言を巡り、届出資料の形式確認を行う消費者庁が従来の考え方を改めたとみられる。

 10日公開された新規届出は以下の一覧のとおり。なお、22年度の届出件数は同日時点で累計554件。また、2015年4月の制度施行以来の届出総数は同日までに6,000件を突破し、6,017件になった(取り下げ含む)。

【石川太郎】

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    :前回11月7日の届出DB更新情報 プラズマ乳酸菌、「アクエリアス」にも

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