備前化成、新社屋が竣工 1階に「イノベーションセンター」
備前化成㈱(岡山県赤磐市、清水富江社長)が本社敷地内に建設を進めていた新社屋が25日までに竣工した。1階部分は、「イノベーションセンター」と名付けた研究開発・品質管理エリアとする。2階は営業などの事務方エリア。本社事務所や研究センターが手狭になったため、昨秋に着工していた。新社屋での業務は年明け4日から開始する。
イノベーションセンターには、機能性食品素材や製剤技術の開発実験室をはじめ、培養実験室、試作用クリーンルーム、理化学試験室、微量物質分析室、微生物検査室などを設置する。各施設と設備を通じて専門人材が「高度な研究・分析」を行っていく。
新社屋に移転する部署は、本社営業部、市場企画部、開発部、フードサイエンス部、油脂戦略担当、品質保証部、医薬品品質保証部、機能性表示推進室など10部門・室。25日、取引先などを招いて竣工式を開催。来賓として、岡山県出身の逢沢一郎・衆議院議員らが出席したという。
(冒頭の画像:新社屋の外観。同社提供)
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