健康食品産業協議会、食薬区分の通知に対する見解示す
(一社)健康食品産業協議会はこのほど、厚生労働省が3月15日に出した通知「『医薬品の範囲に関する基準』に関するQ&Aについて」に対する見解を示し、参加団体と会員企業に伝えた。
通知では、「専ら医薬品リスト」に収載されている成分であっても、生鮮食品に元から含まれている場合、当該生鮮食品を直ちに医薬品とみなさないことや、当該生鮮食品を調理・加工した食品も一定の条件の下で、同様の扱いとする方針を示した。
同協議会は、通知について食薬区分制度上での医薬品と食品の線引きを示したもので、広告宣伝の許容範囲のあり方とは無関係と指摘。「専ら医薬品成分を機能性関与成分とする機能性表示食品を広告宣伝する際、あくまでも当該食品が医薬品ではないことを強く認識し、『医薬品成分と同じ』等の逸脱した広告表現とならない」ように呼びかけている。