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健康食品売上高、前年同月割れ続く 【4月通販協売上高調査】3カ月連続のマイナスに

 (公社)日本通信販売協会(JADMA)が会員企業120社を対象に実施した2022年4月の通販売上高調査で、健康食品、化粧品ともに、前年同月を下回った。健康食品の売上高は146億5,700万円で、前年同月と比べて0.8%の微減。化粧品は3.4%減少し、160億3,400万円だった。

 総売上高は4.1%減の1,187億5,900万円。全ての商材が前年同月を下回る結果だった。

 2021年度(21年4月~22年3月)、JADMAの月次売上高調査で健康食品の合計売上高は1,710億1,500万円。前年度比は2.8%のプラスとなったが、21年12月は2.7%減、22年2月、3月も2カ月連続のマイナスと、下半期にブレーキの掛かった様子がうかがわれていた。

 一方、化粧品の売上高については21年度からマイナスが目立つ状況で、同年度の合計売上高は1,960億1,500万円、前年度比は3.0%の減少だった。特に22年2月は11.5%減と大きく落ち込んでいた。

 JADMAでは、21年度の売上高調査結果について、「引き続きコロナの影響により巣ごもり需要の恩恵は続いているものの、昨年度を上回るコロナ特需とまではいかず全体を通して微増の結果」だったと総括。同年度の総売上高は対前年で1.2%増加したものの、3.3%増と好調だった上半期の勢いが年度を通じて継続されず、下半期は0.7%のマイナスで推移した。

(冒頭の画像:22年4月JADMA通販売上高調査結果の全体)

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