健康食品などに不安の声も~静岡県のアンケート結果
一部の消費者が食品添加物や健康食品に不安を感じている様子が、静岡県が30日に発表した食の安全・安心に関する意識調査結果から浮かび上がった。
県は7月20日~8月2日、県内の10~80代までの男女549人を対象にインターネットを活用してアンケートを実施。県内で購入する食品の安全性を信用できないと回答した人(1.8%)に、「何に対して不安を感じるか」を聞いたところ、食品添加物や農薬、健康食品などに対する不安が挙げられた。
信用できないと回答した人に、その理由を聞いたところ、「見聞きする食品の安全性に関する情報が信用できないから」が最も多かった。そのほか、「食品の表示が信用できないから」、「食品製造施設で衛生管理がどのように行われているかわからないから」、「食中毒や産地偽装などの事件・事故のニュース、報道を見るから」という声も聞かれた。
食の安全・安心を確保するために県に望む対応として、「食品の安全性に関する情報の提供」、「食品関係事業者に対する監視指導の強化」、「食品の検査の充実」などが挙がった。