健康食品を使用して体の調子が悪くなったら、「すぐに使用を中止してください」。（国研）医薬基盤・健康・栄養研究所（東京都新宿区）は6日、「健康食品」の安全性・有効性情報の「基礎知識」を更新し、このように注意喚起を行った。
　健康食品が原因でも、中止した後に多くのケースで改善しているとし、フローチャート図を用いて、使用を止めた後の対処方法について詳しく解説している。

　例えば、受診する際の所持品として、「健康食品のパッケージまたは写真」、「健康食品の使用記録」、「お薬手帳（お薬を飲んでいる場合）」を指示。
　医師に伝える項目として、「使用していた健康食品の製品名、メーカー名」などとしている。ほかにも、使用時期や期間、不調を感じた時期と使用状況の関係などを具体的に伝えると良いとしている。
　同様の事柄を保健所や健康食品の販売元へ伝える方法も記載している。