（株）矢野経済研究所（東京都中野区、水越孝社長）は21日、2019年度の健康・機能性食品素材（調査対象：24素材）の市場規模が、前年比3.8％増で推移したとする調査結果を発表した。詳細は、調査レポート「2020年版　健康・機能性食品素材市場の実態と展望」にまとめた。

　調査結果によると、市場規模は流通金額ベースで913億8,600万円（同3.8％増）に拡大した。健康食品市場が成長を続けていることに加え、一般食品でも健康を付加価値とした商品の開発が活発化していることなどを要因に挙げた。

　一方、20年度については、新型コロナウイルス感染症の影響により、市場規模は872億2,500万円に縮小すると予測している。