消費者庁は18日、機能性表示食品の届出データベースを更新した。今月に入ってからの更新はこれで6回を数えるものの、公開した新規届出件数は3回連続で10件を下回った。この日公開したのは、先月7日と8日の2日間に同庁へ提出のあった届出資料で、同29日施行された届出ガイドライン一部改正以前のもの。

　この日公開した新規届出は計8件。届出番号はI683からI690までのサプリメント5件、サプリ以外の加工食品3件で、生鮮食品はなかった。

　8件には、花王㈱（東京都中央区）や大正製薬㈱（東京都豊島区）などからの届出が含まれており、花王は、コーヒー豆由来クロロゲン酸類を機能性関与成分として配合したフレーバーティー（粉末清涼飲料）を届け出た。関与成分の研究レビュー（SR）に基づき、肌の水分量を高めて乾燥を緩和する機能と、BMIが高めの人の体脂肪を減らす機能がある旨を表示する。また大正製薬は、ブラックジンジャー由来ポリメトキシフラボン、ターミナリアベリリカ由来没食子酸、植物性乳酸菌K-1の3つを関与成分として配合したサプリメントを届け出た。

　既存届出の取り下げ情報の更新もあった。DHA・EPAを関与成分として中性脂肪低下機能を訴求するサプリメント2件（届出番号C61およびG1066）をめぐる撤回届出が、三生医薬㈱（静岡県富士市）から今月13日付で提出されたという。同社は前日の12日までに、同庁へ撤回する旨を申し出ていた。

　他にも、㈱ネイチャーシード（福岡市中央区）からも撤回届出があった。2017年11月に届け出ていた、葛の花由来イソフラボンを関与成分にしたサプリメントの届出（C304）を取り下げたもので、「販売する予定がない」という。

【石川太郎】

〇23年10月の機能性表示食品届出DB更新
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：【16日】2回連続で10件下回る