今年29件目の集団食中毒事故発生 今度は結婚式場、原因は披露宴・二次会の料理
今年29件目となる食中毒事故が都内で発生した。ディライト㈱(奈良市春日野町、出口哲也社長)が運営する結婚式場「旧石丸邸ガーデンテラス広尾」で2月17日に行われた披露宴・二次会に出席した4歳~53歳までの男女39人が下痢・吐き気・発熱・倦怠感などを訴えていた。5日、東京都が発表した。
東京都健康安全研究センターによる検査の結果、調理従事者1人を含む同結婚式場の職員5人のふん便からノロウイルスを検出したため、港区みなと保健所は17日に結婚式で提供された料理を原因とする食中毒と断定した。港区は同施設に対し、5日から6日間の営業停止処分を命じた。
披露宴メニューは「鰆の藁焼き」、「オニオンとトマトのポタージュ」、「鯛のカダイフ巻き」、「牛フィレ肉ポアレ」、「ブランマンジェレモンゼリーとフルーツ」の他にドリンク類。
二次会メニューは、「鮮魚のカルパッチョ」、「ブリニ(パンケーキ)サワークリーム・いくら・ディル」、「鴨スモーク&ローストビーフ」、「ブリオッシュとサワークリーム・ナッツ」、「トルティーヤ(サーモン・サニーレタス・つま)」、「クラッカー(チーズとハチミツ)」、「イカ墨パエリア」、「牛肉と野菜のスペアリブ」、「若鳥のフリットポテト」、「職人のピッツア(チリコンカン、チーズ)」、「魚介のパスタ」、「ブリュレ」、「苺プリン」、「苺ティラミス」、「カヌレ」、「パウンドケーキ(バナナ)」、「フィナンシェ」とドリンク類だった。
この事故により、今年に入り食中毒による健康被害者は700人を超えた。
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