久留米リサーチ・パーク、機能性表示食品の届出で手厚いフォロー
同社は、研究開発・製品化支援などを実施し、地域企業の支援を行う。
福岡県バイオ産業拠点推進会議(会員数:10月末現在656)の事務局を務めており、県内会員企業を対象に機能性表示食品の届出支援を実施している。これまでに支援事業を活用した企業の機能性表示食品の届出は80件を超える。届出中の企業も複数ある。同社が設けている機能性表示食品を開発するための相談窓口は2回まで無料。㈲健康栄養評価センターの柿野賢一代表が対応する。相談時間は1回約1時間で、機能性表示食品のための計画立案や目利き調査の必要性を確認している。
届出に必要な臨床試験または研究レビュー作成のための目利き調査は、九州大学で行う。実施者は九州大学大学院農学研究院の清水邦義准教授。作用機序に関する考察について、根拠となる論文届出情報などを精査する。
また、消費者庁が定める機能性表示食品制度に関するガイドラインを学ぶための研究会も実施している。前後期各5回を1セットとし、原則として1セット全ての参加が受講条件となる。消費者庁への届出書類の第三者的なチェックも負担額5万5千円(税込)で応じる。
なお、来年4月には新たなインキュベーション施設「福岡バイオイノベーションセンター」の開所を予定しており、より強固な会社基盤を作り上げ、更なる活性化を図り存在価値の高い会社にしていくことを目標にする。
<COMPANY INFORMATION>
所在地:福岡県久留米市百年公園1-1(本社)
TEL:0942-37-6124
E-mail:fbv@krp.ktarn.or.jp
URL:https://www.krp.ktarn.or.jp
事業内容:バイオ・食品関連企業の製品開発支援
(図:来年開所予定の「福岡バイオイノベーションセンター」予想図)