中高年の筋肉量を維持、GABAで訴求 【機能性表示食品の届出更新】ファーマフーズが新たな届出
機能性表示食品の届出情報公開データベース(DB)の更新が9月30日にあり、届出番号H362から369まで計8件(サプリメント5件、それ以外の加工食品3件)の新規届出が公開された。このうち4件がGABAを機能性関与成分にしたもので、中高年の筋肉量に及ぼす働きを訴求するサプリメントが届け出された。届出者はGABAの原材料販売を手がける㈱ファーマフーズ(京都市西京区)。
ファーマフーズが新たに届け出たGABAに関するヘルスクレームは、「本品にはGABAが含まれます。GABAには日常の身体活動により、中高年の方の加齢に伴い低下する筋肉量を維持する機能が報告されています」。GABAを機能性関与成分に、低下する筋肉量の維持をうたうヘルスクレームが届け出されたのはこれで2例目。昨年12月、サントリー食品インターナショナル㈱(東京都港区)がコーヒー『プロフェッショナルボス』について同様のヘルスクレームを届け出ていた。届出サポートを手がけるファーマフーズからの届出が行われたことで、今後、筋肉ケア領域でもGABAの届出が増えていきそうだ。
この他にGABAを届け出たのは、メンタルヘルス(ヒーリングや瞑想)にかかわるアプリ、コンテンツ、EC事業を手がける㈱クロア(東京都目黒区)など。同社からの届出が公開されるのは今回が初となる。
なお、この日のDB更新では、計7件の届出取り下げも公表された。いずれも㈱ファンケル(横浜市中区)によるもので、「販売終了」のため、届出番号A26『計圧サポート』、A310『カロリミット』、B279『糖値サポート』、B301『スマホえんきん』、B313『大人のカロリミット』、D57『尿酸サポート』、D476『血圧ケア』といった制度施行初期の届出を中心に取り下げた。これらの大半で後継の届出がすでに行われており、各商品は現在も販売されている。
(冒頭の画像:ファーマフーズが新たに届け出た『PharmaGABA MS』の表示見本。消費者庁DBから)