中日本カプセル、届出支援44社83件
「ダイエット」「アイケア」上位
中日本カプセル㈱(岐阜県大垣市、山中利恭社長)は1996年創業の健康食品の受託専門メーカー。今年創業25周年を迎えた。ソフトカプセルとハードカプセルの充填加工を得意とし、数多くの製法特許も取得。機能性表示食品の届出サポートではこれまで、44社83件の実績を持つ(10月26日現在)。
2年前、岐阜県大垣市の本社隣接地にソフトカプセル専用の新工場(第3工場)を増設し、カプセル充填から包装ラインまで一括受託が可能な体制を増強した。カプセリングのほかにも、商品開発からパッケージに至るまでトータルに提案することができる。
コロナ禍のなか、昨年はインバウンドが消えた分、一時的に落ち込みを見せたものの、今年に入り復調。3年目まで年間12件ほどの届出公表件数だったのが、昨年、今年と年間15~16件に増加。「10月までに80件、来期中には100件が見えた」(同社)と話している。
人気の機能性は「ダイエット」、「アイケア」が上位で、「睡眠」、「関節」が続く。もちろんソフトカプセル加工に定評のある同社にとって「ルテイン」、「DHA・EPA」などのオイル系素材は得意な分野。受注も順調だ。新規成分としてはNMNのニーズも増えているという。
同社の届出支援は3人体制。届出のペースが上がっているのには、依頼主のレベルアップも一因という。「あくまで販売者が届出者」とする同社。届出ボタンを押すまでトータルに支援するが、制度の理解を深めてもらうために機能性表示食品の担当者は付けてもらうようにお願いするという。
機能性表示食品の届出件数は4月に4,000件を超えた。「相当数の品目があると思うが、まだ増える方向ではないか」と市場のさらなる拡大に期待する。
<COMPANY INFORMATION>
所在地:岐阜県大垣市荒尾町229-2(本社)
TEL:0584-93-1013
FAX:0584-93-1014
URL:http://www.nakanihon-cap.co.jp
事業内容:ソフトカプセル、ハードカプセル、顆粒、打錠などの健康食品・サプリメントの受託製造と各種包装