中小企業向けSBT「1.5℃目標」認定を取得 オリザ油化
オリザ油化㈱(愛知県一宮市、村井弘道社長)は、2030年に向けたCO2削減目標に関し、SBT(Science Based Targets)イニシアティブより、中小企業向けSBT「1.5℃目標」認定を先月末までに受けた。
SBTは、世界の気温上昇を産業革命前より2℃を十分に下回る水準、1.5℃に抑えることを目指す、パリ協定が求める水準に適合した温室効果ガス削減目標。5~15年先を目標年として企業が設定し、世界自然保護基金(WWF)や国連グローバル・コンパクト(UNGC)など4機関が運営する共同イニシアティブ(SBTi)が認定する。
同社は今年9月までに米油製造設備のうち脱臭装置を最新型に更新し、ボイラーによる都市ガスや電力などの使用削減を図った。今後、目標達成に向け、ほかの装置も更新するほか、LED照明への切り替えや、全電力の再生可能エネルギー化などに取り組み、CO2排出削減を進める。
(冒頭の画像:SBTiのロゴマーク。オリザ油化のニュースリリースから)