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一丸ファルコス、白井松新薬を子会社化 先月30日付で全株式を取得

 一丸ファルコス㈱(岐阜県本巣市、安藤芳彦社長)はきょう(14日)、薬粧品の製造販売を行う白井松新薬㈱(中谷榮志社長)の全株式を取得し完全子会社化したと発表した。全株式取得は先月30日付け。中谷社長は退任。後任に一丸ファルコスの安藤芳彦社長が就く新体制に移行している。

 白井松新薬のホームページによると、同社は1948年(昭和23年)設立。植物由来の消臭剤や抗菌剤の製造販売を手がける。健康食品も一部取り扱う。新体制への移行に伴い、本社を東京都中央区から滋賀県甲賀市に移した。

 化粧・健康食品原材料の製造販売を軸にした事業拡大に取り組む一丸ファルコスは、白井松新薬の全株式を取得した目的について、「グループのさらなる拡大と経営基盤強化のため」とコメント。白井松新薬では、「一丸ファルコスグループの一員として引き続き従来通りのサービスを提供していく」とする取引先に向けたコメントを出している。

 白井松新薬は、食品やワインの輸出入および販売事業も手がけていた。同事業は、今年4月に設立された新会社、白井松食品㈱(東京都中央区)に先月30日付で譲渡された。同社の代表取締役会長および社長には、白井松新薬前社長の中谷氏、同副社長の中谷有里氏がそれぞれ就いている。

【石川太郎】

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