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ルテオリンの機能性表示食品を飲料で オリザ油化、含量10%の水溶性粉末を開発

 ルテオリンを含有する菊の花エキスを配合した飲料類の製品開発が従来よりも容易になる。機能性表示食品などの用途で同エキスの原材料販売を行うオリザ油化㈱(愛知県一宮市)が、ルテオリンの含有量を10%まで高めた水溶性粉末を新しく開発した。水溶性粉末タイプ自体は以前に開発していたが、ルテオリン含量は0.1%と非常に少なかった。同社は今後、今までは最終製品化が難しかった、ルテオリンを機能性関与成分とするドリンク類の機能性表示食品への応用を提案していく。

 同社が2日、発表した。新たに開発した水溶性粉末のルテオリン含量は、高めの尿酸値ケアを訴求する、サプリメント形状の機能性表示食品に数多く利用されている粉末タイプと同じ。既存の水溶性粉末に対して含量を100倍まで高める製剤開発に取り組み、各種飲料タイプの機能性表示食品に菊の花エキスを使えるようにした。海外輸出も見据え、賦形剤は、「各国の食品規制がクリア」になっているものを使用しているという。
 
 菊の花エキスに含まれるルテオリンを機能性関与成分とする機能性表示食品は、現在までに70件近く届け出されている。主なヘルスクレームは、同ルテオリンに報告されている、尿酸値が高めの人の尿酸値を下げる旨。ルテオリンを1日あたり10mg、菊の花エキスとして同100mgを摂取できるようにする製品設計で届け出されている。

 また、件数は限定的だが、「花粉、ホコリ、ハウスダストなどによる目の不快感を軽減」する旨の届出もある。この機能を表示する場合の配合量は、ルテオリンとして同20mg。

(冒頭の写真:左、オリザ油化が新たに開発した菊の花エキス水溶性粉末の水溶液(100mg/30cc水)。右、同粉末。いずれも同社の報道発表資料から)

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