ライザップG、24年3月期決算発表 売上約1,230億円、営業損失約48億円
RIZAPグループ㈱(東京都新宿区、瀬戸健社長)は14日、2024年3月期第3四半期決算説明会を開催した。
売上収益は1,229億8,800万円(前期比106.7%)、営業利益は47億6,900万円の損失を出した。
同グループでは、昨年から展開している「コンビニジム」chocoZAP(チョコザップ)事業の拡大に引き続き注力し、23年12月末の店舗数が1,225店に上っており、24年3月末時点で1,370店舗を目指している。広告宣伝を積極的に行ってきたことで認知度の向上とともに入会者も増加し、23年11月時点の会員数は100万人を突破した。
また昨年9月より、従来の「トレーニング」、「セルフエステ」、「セルフ脱毛」、「ゴルフ」などのサービスに加え、「セルフホワイトニング」、「セルフネイル」、「ちょこカフェ」、「マッサージチェア」、「デスクバイク」、「ワークスペース」などの新サービスも導入するなど、無人店舗のサービス拡充を推進。chocoZAPの会費収入の増加によってグループ全体の売上収益増収に貢献した。
通期予想は前回発表時の営業利益▲45億円から27億円増の▲18億円に、最終利益は21億円増の▲69億円に修正した。
今後、清掃パートナーの拡大、衛生状況調査の改善、店内AI監視カメラ巡回の頻度・回数を強化するなど、衛生・管理体制を強化し顧客満足度を上げていくという。また3月末以降、「ランドリー」や「キッズスペース」を新たに設置する無人店舗も現れる。
【田代 宏】
(冒頭の写真:決算説明会に臨む瀬戸社長)
説明会資料はこちら(RIZAPグループHPより)