ライオン、機能性表示食品の一部譲渡 ラクトフェリンシリーズなど4製品を日清食品へ
ライオン㈱(東京都台東区、竹森征之社長)がラクトフェリンシリーズなど通信販売で展開する機能性表示食品の一部事業を日清食品㈱(大阪市淀川区、安藤徳隆社長)へ譲渡する。譲渡金額は15億円となる予定。ライオンが9日に発表した。
ライオンによれば、会社分割によって同社から分割される譲渡対象製品は、『腸まで届ける ナイスリムエッセンス ラクトフェリン』、『同 ナイスリムエッセンス ラクトフェリン 葛の花プレミアム』、『同 ナイスリムエッセンス ラクトフェリン乳酸菌PLUS』、『ナイスリムサポート エラグ酸のチカラ』の機能性表示食品のサプリメント4製品。2022年12月期の売上高は33億7,700万円。
9日に契約を締結した。今年11月30日に譲渡を完了する予定だ。
事業譲渡の目的については、「事業ポートフォリオの改善」としている。健康志向に応える製品の開発や販売に積極的に取り組む日清食品の下で、「事業を継続していくことが、当該事業の持続的な成長につながる」とするコメントも出した。
消費者庁が運用する機能性表示食品の届出情報公開データベースによると、ライオンが現在販売している機能性表示食品は、現在6製品。そのうち4製品を日清食品へ譲渡することになる。
【石川太郎】
(冒頭の画像:日清食品へ譲渡する機能性表示食品『腸まで届ける ナイスリムエッセンス ラクトフェリン』。ライオンのウェブサイト画面をキャプチャ)