ライオン、売上前年同期比6.9%増 オーラルケア分野が好調
ライオン㈱(東京都墨田区、掬川正純社長)はこのほど、2022年12月期第2四半期決算短信(22年1月1日~6月30日)を発表した。売上高は対前年同期比6.9%増の1,851億9,500万円、営業利益は同0.6%増の142億6,700万円だった。
同社グループは、本年度からスタートした3カ年の中期経営計画「Vision2030 1stSTAGE」の3つの成長戦略である、「4つの提供価値領域における成長加速」、「成長に向けた事業基盤への変革」、「変革を実現するダイナミズムの創出」にもとづく施策を推進している。
国内事業では、ハミガキ、ハブラシ、住居用洗剤、解熱鎮痛薬などにおいて高付加価値品の育成に重点的に取り組むと同時に、海外事業では、オーラルケア、ビューティケアなどのパーソナルケア分野の拡大、洗濯用洗剤などのホームケア分野の競争力強化に注力した。あわせて、国内外において販売促進の効率化やコストダウンの一層の推進など収益性の確保に努めた。
一般用消費財事業は、売上は同3.7%増の1,255億3,800万円、利益は同46.9%減の43億100万円だった。オーラルケア分野のハミガキは、『クリニカアドバンテージ ハミガキ』が好調に推移。新製品『システマ ハグキプラス プレミアムハミガキ よくばりな美白』が好評で、全体の売上は前年同期を上回った。ハブラシは、『クリニカアドバンテージ ハブラシ』や『NONIOノニオ ハブラシ』が好調に推移し、全体の売上は前年同期を上回った。デンタルリンスは、『NONIOノニオ プラスホワイトニングデンタルリンス』が好調に推移すると同時に、昨年発売した『システマ ハグキプラス プレミアム デンタルリンス』も加わり、全体の売上は前年同期を大幅に上回った。
通信販売商品は、『腸まで届けるナイスリムエッセンス ラクトフェリン』が前年同期を下回った。