ライオン、「GXリーグ基本構想」に賛同
「次世代ヘルスケアのリーディングカンパニー」を目指す
ライオン㈱(東京都墨田区、掬川正純社長)はこのほど、経済産業省が公表した「GX(グリーントランスフォーメーション)リーグ基本構想」に賛同すると発表した。
「GXリーグ」とは、GX(グリーントランスフォーメーション)に積極的に取り組む「企業群」が、官・学・金でGXに向けた挑戦を行うプレイヤーとともに、一体として経済社会システム全体の変革のための議論と、新たな市場の創造のための実践を行う場として設立されるもの。
「GXリーグ基本構想」は、「GXリーグ」の実装に向けた、詳細設計の議論と取り組みの実証を22年度に進めていくための基本的な指針を示したもの。参画企業には、自らのGHG(温室効果ガス)排出削減、サプライチェーンでのGHG排出削減に向けた取り組みに加えて、製品・サービスを通じた取り組みにより、市場のグリーン化を牽引することが求められている。このGXリーグの趣旨が同社活動の方向性に合致すると考え、同社は賛同を決定したとしている。
同社は、長期環境目標「LION Eco Challenge 2050」のもと、事業所活動のCO2排出量を、2030年に55%削減(17年基準)、50年に実質ゼロによるカーボンニュートラルの実現を目指して取り組んでいる。さらには、生活者に身近な企業として、同社の製品・サービスを使用することで社会のCO2削減につながるような「家庭でできるエコ習慣づくり」も進めている。
同社グループは、21年2月に、中長期経営戦略フレーム「Vision2030」を定め、「次世代ヘルスケアのリーディングカンパニーへ」を経営ビジョンとして掲げた。その経営ビジョン実現に向けた経営戦略の1つに、「サステナビリティ重要課題への取り組み」を設定。生活者とともに「エコの習慣化」を通して、「脱炭素社会」、「資源循環型社会」の実現に貢献するとしている。