ライオン、「DX認定事業者」に認定 既存業務の革新、効率化を推進
ライオン㈱(東京都墨田区、掬川正純社長)はこのほど、経済産業省が定めるDX(デジタルトランスフォーメーション)認定制度に基づく「DX認定事業者」の認定を取得したと発表した。
DX認定制度とは、「情報処理の促進に関する法律」に基づき、経済産業省が定めた「デジタルガバナンス・コード」に則り、DX実現に向けたビジョンの策定や戦略・体制の整備などデジタル変革の準備が整っている企業(DX-Ready)を認定する制度。
同社グループは、パーパス「より良い習慣づくりで、人々の毎日に貢献する(ReDesign)」を起点に、経営ビジョン「次世代ヘルスケアのリーディングカンパニーへ」の実現に向けた取り組みを進めている。2021年に策定した中長期経営戦略フレーム「Vision2030」では、経営戦略の1つとして「成長に向けた事業基盤への変革」を設定した。その柱としてDXの推進を掲げ、専門組織としてDX推進部を新設し、既存業務の革新、効率化に取り組んでいる。
これまでに、ハブラシの毛の硬さやハミガキの香味開発に、AIを活用して開発期間の短縮を行うなどの取り組みを実践してきた。新価値創造の新たなビジネス検討においても、デジタル技術の積極的な活用を進めると同時に、社内のデジタル人材育成にも力を入れ、会社全体でDXを推進している。
同社では、「社会環境が急速に変化する中、生活者や取引先企業の期待に応える商品・サービスを提供するために、今後もDX推進を加速させ、より良い習慣をつくり、人々の毎日に貢献する」としている。