ヨーグルト、プロテイン飲料など値上げ 明治、4月1日出荷・受注分から
㈱明治(東京都中央区、松田克也社長)はこのほど、4月1日出荷・受注分から、ヨーグルト、プロテイン飲料・飲料、宅配専用商品、家庭用チーズ、家庭用バター・油脂類、スポーツ栄養(粉末プロテイン、バー)、ゼリー飲料の価格改定を実施すると発表した。乳幼児用粉ミルク、栄養食品(流動食)は、5月1日受注分から実施する。
世界的な需要拡大などの影響により、海外乳原料、油脂といった原材料価格は引き続き上昇している。また、飼料価格の高騰などにより、生乳生産コストが上昇。国内生乳生産者の経営が厳しい状況となっている。こうした中、同社は、国内生乳生産者の経営状況を改善すると同時に、生乳生産基盤を維持し、今後も牛乳・乳製品の安定供給を行っていくために、全国の指定生乳生産者団体と、4月1日から乳製品向けの生乳取引価格を引き上げることで合意した。
同社では、これらのコスト上昇を吸収すべくさまざまな対策を講じてきたが、現状の価格による販売の継続が難しい状況となったため、価格改定を実施するとしている。
例えば、ヨーグルトは57品を3.4~5.9%、プロテイン飲料・飲料は 37品を2.9~9.7%、宅配専用商品は23品を1.8~7.7%値上げする。