ユーグレナ、キューサイ株式の共同取得を検討
㈱ユーグレナ(東京都港区、出雲充社長)はきょう(15日)、青汁のパイオニアであるキューサイ㈱の株式の共同取得について取締役会で討議中という。
一部報道で流れているキューサイ株式の取得について同社は、「検討を行っているのは事実だが、当社の発表に基づくものではない」とし、取締役会で討議の上、「早ければ今日中に公表する予定」としている。
キューサイは、1963年12月、長谷川常雄氏が創業。65年10月に法人化し、菓子製造販売業としてスタートした。69年から㈱ニチレイの協力工場として冷凍食品の生産を開始した。
その後、創業者の長谷川常雄氏が大病を患ったことを契機に82年、ケールを原料とした青汁の製造販売に進出。「まず~い、もう一杯」のテレビCMが話題を呼び、大ヒット商品となる。
一時は青汁業界のオピニオンリーダーとして市場をけん引するが、その後、競合社が相次いで市場参入し、紆余曲折を経て現在に至る。