㈱ヤクルト本社（東京都港区、成田裕社長）と全国のヤクルト販売会社はこのほど、敬老の日のお祝いとして「敬老の日 お花プレゼント」を実施すると発表した。

　9月7日から14日の期間、ヤクルトレディが「愛の訪問活動」で訪問している1人暮らしの高齢者、約3万人を対象にカーネーションをプレゼントする。「愛の訪問活動」は、ヤクルトレディが商品を届けながら、1人暮らしの高齢者の安否を確認したり、話し相手になったりすることを目的とした社会貢献活動。
　この活動は、1972年に福島県郡山市のヤクルトレディが、誰にも看取られずに亡くなった1人暮らしの高齢者の話に心を痛め、自分の担当する地域の1人暮らしの高齢者に、自費でヤクルトを届けるという自発的な行為から始まった。この活動に販売会社と民生委員が共鳴し、さらには自治体も動かし、全国に活動の輪が広がったという。

　「敬老の日 お花プレゼント」は、「愛の訪問活動」の一環で、2005年の創業70周年記念企画として各自治体と連携の下に始まった。「これからも元気で過ごしていただきたい」という思いを込めて今年も同活動を継続する。

　ヤクルトグループでは、「人も地球も健康に」をコーポレートスローガンに、地域社会の良き企業市民として、今後もさまざまなかたちで社会に貢献するとしている。

（冒頭の写真：同社リリースより）