厚生労働省は30日、モザンビーク産ごまの種子およびその加工品から農薬「カルバリル」を検出したため、輸入業者に対して検査命令の実施（全ロット）を義務づけた。
　
＜違反の内容＞
①品名：生鮮ごまの種子
輸入者：伊藤忠商事株式会社
輸出者：EXPORT MARKETING CO LDA
届出数量および重量：742 BG、3万6,845.80 kg
検査結果：カルバリル 0.02 ppm 検出（基準：0.01 ppm）
届出先：名古屋検疫所
日本への到着年月日：2023年4月13日
違反確定日：2023年5月24日
措置状況：全量第三国輸出済み

②品名：生鮮ごまの種子
輸入者：伊藤忠食糧株式会社
輸出者：PARAMOUNT HOLDINGS,LIMITADA
届出数量及び重量：4,000 BG、19万9,220 kg
検査結果：カルバリル 0.02 ppm 検出(基準：0.01 ppm)
届出先：名古屋検疫所
日本への到着年月日：2023年7月26日
違反確定日：2023年8月28日
措置状況：全量保管中

※カルバリルについて
1.農薬（殺虫剤）
2.許容1日摂取量（人が一生涯毎日摂取し続けても、健康への影響がないとされる1日当たりの摂取量）は、体重1kg当たり0.0073 mg／日であり、急性参照用量（人が24時間または、それより短い時間の間の経口摂取により、健康に影響がないとする摂取量）は体重1kg当たり0.01 mgという（厚労省発表資料より）