ミリオナ化粧品、大阪第一工場を公開 夏ごろの本格稼働を目指す
㈱ミリオナ化粧品(大阪市北区、阪本雅哉社長)は30日、大阪第一工場(大阪府東大阪市)のお披露目会を開催した。コロナ禍の密を避けるため、1日当たり6班(1班当たり約10人)に分け、4月6日まで実施する。
慶徳高志工場長が、見学ルートに従って工場全体の構成、内部設備などを丁寧に説明した。慶徳氏は、「導入予定の機械の納期が遅れ、一部、未設置の場所があるものの、部分的な稼働は可能な状態となっている」と説明。全ての機械が揃い、夏ごろには本格稼働させる予定で、「今は、実際のオペレーションを確認するなど、本格稼働までの準備期間として取り組みたい」と話した。
同工場は、130人の従業員が作業できるスペースを確保。中でも、女性向けのトイレや更衣室には十分なスペースを確保し、シャワー室も完備した。慶徳氏は「女性従業員の声を反映し、働きやすい労働環境を用意した。他社同様、労働者の確保が課題となっているが、リクルート活動の材料として生かしていきたい」と話した。
阪本社長は、「大阪工場(同)、加納工場(同)、中央研究所(同)、東大阪ロジスティクス(同)と、近隣に点在するかたちになっている。1カ所に集約させることが理想だが、現状ではこれがベスト。福岡Lab.(福岡市博多区)などその他の地域にある設備とも連携し、多様化する顧客ニーズに応えられるよう、全社一丸で取り組みたい」と話していた。
同社では、大阪第一工場も含めて、今後、24時間365日稼働できる体制を目指している。
(藤田 勇一)
(冒頭の写真:大阪第一工場正面。下の写真:公開された内部設備の一部)
関連記事:積極的な設備投資を実施 【化粧品&美容食品特集】ミリオナ化粧品、来春、大阪第一工場が稼働
:ミリオナ化粧品、福岡に開発拠点開設 ラシェル製薬は12月から「スティックゼリーライン」を本格稼働