1月に破産したミナト製薬㈱（東京都中央区）の債権者集会が4月18日午後、東京地裁で開かれる。破産手続き開始決定当初、208人・約15億円と発表されていた債権者と債権額だが、破産管財人を務めるみなと協和法律事務所の代理人・縣俊介弁護士によれば、債権調査の結果、債権者は11日現在で113人、債権総額は13億5,000万円に上る。未払い賃金はないものの、退職金に関する労働債権が24人、6,500万円ほどあるという。

　今後の見通しについて同弁護士は、「配当事案になると思う」との見立てを示し、「2回目の債権者集会は9月ごろを予定している」と答えた。

　ミナト製薬は創業1888年（明治21年）の老舗。1971年（昭和46年）に健康食品業界に参入。製薬技術を生かした栄養食品『ローヤルゼリーミナト』を上市。77年に本社を東京に移転してから明日葉やおお麦若葉、桑葉青汁を続々上市し、一時、青汁市場を牽引した。

【田代　宏】

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