（国研）医薬基盤・健康・栄養研究所は7日、オーストラリア保健省薬品・医薬品行政局（TGA）が、マルチビタミンなどのサプリメント製品に含まれる「ビタミンB6」による健康被害が出ているとして、注意喚起を行ったと発表した。

　ビタミンB6の摂取目安量が50㎎/日未満の製品や、ビタミンB6を含む複数の製品を利用する人で、ビタミンB6の有害事象である末梢神経障害が認められると報告。オーストラリアTGAでは、手足のチクチク感やヒリヒリ感、しびれなどの症状がある場合には、医療機関に相談するように注意を促している。

　一方、通常の食事から摂取されるビタミンB6と、抹消神経障害との関連は認められないとしている。