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マヨネーズ残さでバイオガス発電 キユーピー、「食品産業もったいない大賞」で農林水産省大臣官房長賞を受賞

 キユーピー㈱(東京都渋谷区、髙宮満社長)はこのほど、第11回「食品産業もったいない大賞」において農林水産省大臣官房長賞を受賞したと発表した。マヨネーズ残さをバイオガス発電に活用する取り組みが評価されたという。同社の受賞は、第6回、第7回に続き3度目。

 「食品産業もったいない大賞」は、食品産業の持続可能な発展を目指し、「省エネルギー・CO2削減」「廃棄物の削減・再生利用」「教育・普及」などの観点から、食品関連事業者や食品産業が取り組む活動を促進・支援し、その成果を称えるもの(主催:(公財)食品等流通合理化促進機構、協賛:農林水産省)。

 受賞テーマは「資源の有効活用、もったいないを価値あるものへ。食品残さ廃棄マヨネーズの有効活用」。製造過程で発生する食品残さをバイオガス発電に活用し、2022年度(21年12月~22年11月)は、CO2排出量を約980トン削減した。異なる商品の製造への切り替え時に配管から排出されるマヨネーズなどをバイオガス発電に活用することで、この取り組みを実現した。バイオガス発電は、養豚農家で発生する家畜の排泄物と食品残さを混合し、メタン発酵後に生成されたバイオガスを利用して発電する方法。この取り組みは、同社の五霞工場(茨城県)、中河原工場(東京都)、泉佐野工場(大阪府)、神戸工場(兵庫県)とグループ会社の㈱ケイパック(茨城県五霞町、萩芳彰社長)で実施している。

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