マキノ出版のこれから 主力雑誌『壮快』などブティック社に譲渡
一部報道にもあるように、マキノ出版の主力雑誌を㈱ブティック社(東京都千代田区、志村悟社長)が引き受けることになった。同社によれば、期刊を月刊から隔月刊とし、奇数月に『壮快』、偶数月に『安心』を発行する。直近では、7月14日に『壮快』8月号刊行、8月16日に『安心』9月号を刊行する。
また、『ゆほびか』についても、資産譲渡契約を締結しているため、「将来的に発売する可能性はある」(同社)としている。
5月29日に民事再生手続廃止決定と保全管理命令を受けたマキノ出版。今月23日に東京地方裁判所から破産手続き開始決定を受け、債権調査に入った。債権届け出期間は7月28日が期日。負債総額約15億円、債権者約90人。破産管財人を務める安藤総合法律事務所によれば、最初の債権者集会は「9月あたりか」と話している。
【田代 宏】
(冒頭の写真:同社が入居するビルと主要な出版物)
○これまでの経緯
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