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ポーラが初の届出、GABA配合飲料 【機能性表示食品届出更新】肌から睡眠まで3機能訴求

 消費者庁は2日、機能性表示食品の届出情報公開データベースの更新を行い、化粧品大手㈱ポーラからの届出を含む計18件の新規届出を公開した。ポーラは今回が初の届出公開。GABAを機能性関与成分として配合した飲料を届け出た。肌の健康サポート、一時的な精神的ストレス・疲労感の緩和、睡眠の質向上──の3機能がGABAに報告されている旨を表示する。

初の機能性関与成分にバニリン酸 肌保湿を訴求

 2日公開された新規届出は、届出番号H623から同640まで18件。内訳はサプリメントが7件、それ以外の加工食品が9件、生鮮食品が2件。

 新規の機能性関与成分も公開された。「バニリン酸」という、植物に含まれるポリフェノールの一種の届出を㈱伊藤園が実施。ハトムギに含まれるバニリン酸を機能性関与成分にした「はと麦茶」を届け出た。研究レビューに基づき、肌が乾燥しがちなミドルエイジの方の肌の潤いを維持する機能があることが報告されています、と表示する。

セリン+EPAで「腰・膝の違和感和らげる」

 また、既存の機能性関与成分だが新規のヘルスクレームを行う届出も公開。セリン(L-セリン)とEPA(エイコサペンタエン酸)を同時に摂取した際の機能性として、「腰と膝の違和感を和らげる機能があることが報告されています」と表示するもの。セリンについて関節に対する働きを訴求する届出は初。味の素㈱がサプリメントで届け出た。

 このほか、製薬メーカーのわかもと製薬㈱が、乳酸菌GR-1およびRC-14を機能性関与成分として配合したサプリメントを届け出た。届出商品名は『フェミフローラ』。膣内環境を良好にする働きが報告されている旨を表示するもので、フェムテック・フェムケア向けに提案するとみられる。同社からの届出はこれで4件目。いずれもサプリメント。

ゲノム編集食品が初の届出 GABA高含有トマト

 なお、前回11月30日の更新で公開された生鮮食品の新規届出の中に、ゲノム編集技術を応用したトマトが含まれていた。届出番号H617の「シシリアンルージュハイギャバ」(届出者:パイオニアエコサイエンス㈱)がそれで、機能性関与成分はGABA。ゲノム編集技術でGABA含有量が4~5倍に高まるよう品種改良した。

 消費者庁によると、機能性表示食品としてゲノム編集食品が届け出されたのは初。

【石川 太郎】

関連記事:前回11月30日DB更新 5-ALAで初の肌保湿ケア、美容企業ミルボンが届出

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