ポッカサッポロ、ヤクルトへ事業譲渡 植物性ヨーグルトの販売権、商標権など
㈱ヤクルト本社(東京都港区、成田裕社長)とポッカサッポロフード&ビバレッジ㈱(以下、ポッカサッポロ/愛知県名古屋市、時松浩社長)は、ポッカサッポロが所有する植物性ヨーグルト事業をヤクルト本社に譲渡することで合意した。9月29日、両者が公式サイトで同時に発表した。
ヤクルト本社に譲渡されるのは、植物性ヨーグルトの販売権、商標権、ノウハウ、特許などの無形資産。
ポッカサッポロは、日本国内では植物性ヨーグルトのトップシェアを維持しており、21年11月12日に両社がリリースした「互いが得意とする販売チャネル(量販店等)を使った売上の拡大」についてに基づき、同事業について両社が協議した結果、顧客への新たな価値提案と、さらなる市場拡大のために、当社が事業主体となることが最適であるとの考えで一致したとしている。
今後、24年10月以降も、ポッカサッポロの群馬第二工場でヤクルト本社が販売する植物性ヨーグルト商品の製造を継続し、これからも植物性素材商品の拡大に向け両社は協力するとしている。