ホクネット、ふるさと産直村に申入れ 通販7店舗49商品に二重価格表示の疑い？
特定適格消費者団体の（特非）消費者支援ネット北海道（以下ホクネット、北海道札幌市、松久三四彦理事長）が1月29日付書面で、㈱ふるさと産直村（東京都中央区、河野憲一社長）に申入れを行っていたことが分かった。
ふるさと産直村は、ご当地グルメを産地直送で届けるお取り寄せ通販サイト。全国の逸品グルメをニーズナブルな価格で販売することで知られている。
ホクネットは、同社が取り扱う「下関ふぐ本舗」、「北海道ヤマタ」、「若牛牧場」、「長万部菊田水産」、「下関海産物問屋」、「鰻老舗屋」、「とんちゃん鍋屋」など通販7店舗で販売する49商品について、二重価格表示の疑いがあると指摘した。
例えば、『国産とらふぐ料理セット＜２～３人前＞』という商品では、2022年7月1日～12月5日までの間、通常価格6,156円または7,452円と表示し、6,156円の場合は1,176円OFFの特価4,980円、7,452円の場合は1,472円OFFの特価5,980円と表示。期間限定の特価としながらも、「キャンペーン延長！」とうたうことで継続的に販売していた。他の通販店舗で販売している商品についても同様の表示を行っている。
これに対してホクネットは、「通常価格で販売した実績がないにもかかわらず、通常価格よりも安いものと消費者に誤認させる表示は、景品表示法の有利誤認に当たる」とし、同社に2月29日までの回答を求めている。。
二重価格表示では昨年7月29日、㈱北海道産地直送センター（北海道札幌市）が実績のない通常価格に対して廉価な販売価格を設定していたところ、優良誤認として景品表示法に基づく措置命令を受けている。
上記以外にもホクネットは、整体施術を行う足うら屋（札幌市東区、鹿野晋平院長）に対して再申入れを、hairju㈱（ヘアージュ、東京都目黒区、高橋史弥社長）に対して質問書を送付している。
