ホクトのレトルト商品に「短鎖マーク」 短鎖脂肪酸普及協会が科学的根拠に基づき認定
ホクト㈱(長野県長野市、水野雅義社長)はこのほど、マイタケを使用したレトルトカレーなどの加工品に「短鎖脂肪酸普及協会認定マーク(短鎖マーク)」が付与されたと発表した。同社が販売するマイタケは、(一社)短鎖脂肪酸普及協会(福田真嗣代表理事)から「短鎖脂肪酸を増やすのに適した食品」として、すでに「短鎖マーク付き商品」として認定されている。
同社は、㈱メタジェン(山形県鶴岡市、福田真嗣社長)との共同研究として臨床試験を実施。参加者80人を、きのこを含まないプラセボ錠剤を摂取する群と、マイタケ・ブナシメジ・エリンギから作製したきのこ錠剤を摂取する群に分け、4週間の摂取試験を行った。その結果、4週間後にはプラセボ群に比べ、マイタケを含むきのこ錠剤群で、便中の短鎖脂肪酸の一種である酪酸およびプロピオン酸の有意な増加が認められた。
また、中国の国立研究機関によって実施された研究によると、ヒトの腸内環境を模した細菌培養モデルにおいて、マイタケ由来の食物繊維を添加して培養したところ、腸内細菌がマイタケに含まれる特徴的な食物繊維を好んで代謝し、その結果として短鎖脂肪酸が多く産生されることが確認されたという。
(一社)短鎖脂肪酸普及協会では、認定に際して科学的根拠に基づいた審査を行っており、今回、これらの研究結果を根拠に「短鎖マーク」の認定に至ったとしている。
(冒頭の写真:同社リリースより)
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