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フジTV「めざまし8」で紅麹サプリ 唐木東大名誉教授が小林製薬の姿勢を非難

 きょう24日放送のフジテレビ系「めざまし8」が小林製薬㈱(大阪市中央区)の「紅麹サプリメント」事件を取り上げた。東京大学名誉教授の唐木英明氏(=写真)がゲスト出演した。

 番組では、弁護士らから成る事実検証委員会がまとめ上げ、きのう小林製薬が公表した調査報告書「事実検証委員会の調査報告を踏まえた取締役会の総括について」を取り上げた。
 
 医師からの症例報告を無視した同社のずさんな対応や行政への報告基準の甘さなどについて、元衆院議員の金子恵美氏やお笑い芸人パックンらコメンテーターから厳しい批判が相次いだ。

 報告書について唐木氏は、「時系列はきちんと検証しているが、原因についてほとんど言っていないところが大変なマイナスだと思う。(行政へ)報告しなかったのも、故意にしなかったのか、間違っていたのか、その辺は全く検証していない」と指摘。「小林製薬はガイドラインに沿っていたから一切法律上の問題はない、因果関係が明確になってから届けるということについては、弁護士に確認を取った、弁護士はそれでいいと言っているから法律上は何も問題がなかったと言う。会社の正当性を主張するのがこの報告書」と述べた。

 青カビを放置していたとする小林製薬の体制について、谷原章助キャスターにコメントを求められた唐木氏は、「そこがこの報告書の最大の問題点。紅麹問題は2つあって、1つは製造後、現場で失敗をしてプベルル酸を入れてしまったこと。もう1つは報告の遅れ。この報告書は報告の遅れの方に集中していて、現場で何が起こったのか、例えば、青カビが生えていたなんていうのはこの報告書の中のたった1行しか書いてない。その大きなことをほとんど無視しているのがこの報告書」と、現場を知らない弁護士らの手によって作成された報告書には問題があるとした。

 現場で何が起こったのか、なぜ青カビが入ってしまったのか、原因は人手不足にあったのか、会社の管理体制はどうだったのか、徹底的に調べなくてはならなかったとし、「会社には法律上の責任はありません。しかし道義的な責任を取ります。こういう会社の主張を伝えるための報告書であって、これが大きな問題だと思う」と小林製薬の姿勢を非難した。

【田代 宏】

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