フコースの機能性表示に新たな文言が追加 【2日の届出DB更新】ヒップ周囲径の低下助ける
消費者庁は1日、機能性表示食品の届出データベース情報の更新を行い、2022年度の届出番号「H」シリーズについて、計24件の新規届を公表した。先月25日に続く2週連続の情報更新で、22年度の届出件数は累計62件になった。今のところ、サプリメント形状の届出が過半数を占める。
この日に公表された主な届出を見ると、4月に初登場した機能性関与成分のフコースについて、ヘルスクレームの拡充を図った届出が公表されている。ヒップ周囲径の低下を助ける旨が追加された。別の機能性関与成分で同様のヘルスクレームが昨年に公開されており、今回2例目。届出表示の全文は以下の通り。
「本品にはフコースが含まれます。フコースには以下の機能があることが報告されています。 BMI が高め(23 以上30 未満)の方の ・腹部の脂肪(内臓脂肪、皮下脂肪)、体重、ウエスト周囲径、ヒップ周囲径の低下を助け、BMIの低下をサポートする ・便秘傾向の方の便の回数を増やすことで便通を改善する」。
コラーゲンペプチド大手、独ジェリータ社の日本法人が初の届出
また、コラーゲンペプチド原材料事業者による届出もみられる。国内大手の新田ゼラチン㈱(大阪市浪速区)、ゼラチン・コラーゲンペプチドの製造販売で世界大手、ジェリータ社(ドイツ)の日本法人ジェリータジャパン㈱(東京都中央区)がそれぞれ届け出た。いずれも訴求機能は肌の健康維持。
2020年5月以来2年ぶりの届出となる新田ゼラチンでは、前回に引き続き魚由来低分子コラーゲンペプチドを機能性関与成分として届け出た。また、初の届出となったジェリータジャパンは、豚皮由来のコラーゲンペプチドを機能性関与成分にしたサプリメント『ベリゾール プロ』を届け出た。ベリゾールは、ジェリータ社のコラーゲンペプチド原材料ブランド名として知られる。
興和、ミニトマトを届け出る
他にも珍しい届出として、医薬品の製造販売等を行う興和㈱(名古屋市中区)による生鮮食品を届出が公表された。GABAを機能性関与成分にした三重県産ミニトマト『エコスイート』を届け出たもので、同社が生鮮食品を届け出るのは初。同社として販売する模様だ。
(冒頭の画像:届出表示を拡充したフコースの表示見本)