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フェムケア機能を検証、健常成人対象に 常磐植物のラフマ葉抽出物に新論文

 ㈱常磐植物化学研究所(千葉県佐倉市、立崎仁社長)が製造販売する機能性表示食品対応素材のラフマ葉抽出物について、健常成人女性の月経に伴う不定愁訴に対する有用性を検証した臨床試験結果をまとめた論文がこのほど、国内学術誌に掲載された。同社が29日、発表した。

 論文は、同日発刊の「薬理と治療」に掲載。論文タイトルは、「Effect of Apocynum venetum Leaf Extract (VENETRON®) on Unidentified Complaints Relating Menstruation in Healthy Female Subjects-A Randomized, Double-blind, Placebo-controlled Parallelgroup Comparison Study-」(健常女性の月経に伴う不定愁訴におけるラフマ抽出物(VENETRON®)の改善作用:ランダム化二重盲検プラセボ対照並行群間試験)。VENETRONは同社で製造販売するラフマ葉抽出物の製品名。

 同社の発表によると、試験の結果、月経前と月経中の不定愁訴の改善や、月経前の起床時の睡眠に対する満足感向上が見られたという。評価指標には、月経に伴う精神的・身体的状態を評価する質問表(MDQ)などを使った。

 同社のラフマ抽出物は現在、機能性表示食品の領域では睡眠ケア素材として多用されている。今後は、睡眠ケアに加え、「月経の不調を解消する素材として新規市場の展開を進め、多くの女性の健康とQOLの向上に寄与」したい考え。今回論文発表した臨床試験の結果を踏まえ、新規ヘルスクレーム(届出表示)の届出を進めているという。

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